受講生の予習答案(高1/早稲田大学)

高1にとってはかなりの難問だと思います。まず「和積」を用いていますが、この和積を用いる発想自体が浮かばない生徒がほとんどかもしれません。注目すべきは(3)です。(1)(2)で求めた結果を使い、しかも図形的な発想も駆使しながら答えを出さなくてはいけません。実はこの生徒、1回目の予習では(3)は解けていませんでした。「来週までにもう一度考えて解いて来て」と伝え、ノーヒントで考え直してもらいました。結果、正解しました。かなりうれしかったらしく、声を上げて喜んでいました。これが私の授業の特徴のひとつです。生徒自身よりも私の方が、生徒が解けるかどうかがわかります。粘り強く考えることで思考力が鍛えられます。

話は少し逸れますが、彼女のクラスでは、定期考査の範囲から「和積」が除外されていました。難しいからでしょう。彼女のクラスには医学部志望者や難関大学志望者もいるはずです。将来のことを考えると、除外すべきではなかったのではと思います。このクラスの生徒たちもこの状況に危機感を持った方がいいと思います。そんなゆるい指導で自身が志望する大学に将来手が届くのか。彼女と同じ学校の高3生の中には、普段の成績が思わしくないにもかかわらず、医学部の推薦入試で不合格になったショックで大泣きしたり、学校を休んだりする生徒が何人かいたと聞きます。会ったこともない生徒たちの話ですが、不合格になったことよりも、ごくごく当たり前の結果を予測できていなかったことに「可哀そうな子たちだな」と感じてしまいます。幸い私の生徒の中にはそういう子はいないので、その面では穏やかな気持ちで日々指導ができています。