上の画像は、指導当初の生徒によく見かけるノートの使い方です。ページを変えないで、前の問題のすぐ後から新たに問題を解き始めています。そのため、(2)の解答が1ページに収まりきらず、次のページに続きを書かなければいけません。

(2)は、(1)の情報を使いつつ解き進めていきます。(1)の情報が必要になるたびにページをめくる必要があります。ページをめくり、必要な情報を覚えて(覚え間違いによるミスを防ぐため慎重にならざるを得ません)、元のページに戻り、書き写さなければいけません。当の本人は気づいていないかもしれませんが、意外にストレスが溜まります。長時間繰り返すと、そうでない場合に比べて集中力を消耗してしまいます。

多くの大学入試問題は、大問の中に複数の小問が存在します。前半の小問は後半の小問を解く「誘導」としての役割を果たしています。模試や本番で高得点を取るためには、その誘導に気づき、乗っかかる力を身につける必要があります。そのためには日頃から、「前の問題を強烈に意識する(授業中に繰り返し、私が生徒に伝えている言葉です。「意識する」だけでは足りません。「強烈に意識」してほしいと訴えています)」ことを忘れず、上手に誘導を利用する訓練を積まなければいけません。そのために、できるだけ見開き1ページにすべての解答が収まるよう指導しています。

学校の傍用問題集や計算問題などは例外です。それほど大きなスペースは必要としないからです。入試問題を解く場合は、新しい問題はページを変えてから解き始めた方がいいと思います(特に初中級者)。特に「この問題はかなりスペースが必要だ」と予想できる場合は、見開き1ページの最初から書き始めるのがいいと思います。

生徒本人が思っている以上に、ノートのレイアウトは重要です。レイアウトを変えるだけで、予習で解けなかった問題の解法に気づき、正解できるケースも少なくありません。これを機にノートの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。